イカ焼きと的屋マーケティング
ジャガバターの店も一軒だけ。コチラは、蒸しが追いつかない場合を想定したのだろう、ホットシンクに鉄板を導入していた。あんまり売れている風情ではなく、鉄板の上のジャガイモはかなり長く放置されていた模様。だが、幸いにして表面がコンガリ焼けて、見た目にも美味そうで、カリカリした食感も加わり怪我の功名となっていた。
■
家にいたくない。
美味しくハヤシライスを食し、デパチカぶらぶら。高島屋を出ると、神輿が練り歩いている。今日はお祭りかぁ。というわけで、場外馬券の喧騒を抜け、花園神社へ向かう。
お参りして、もろもろの最近のトラブルが平穏に解決するよう祈願する。イカ焼き食って、ジャガバター食った。たまたまだったのだが、練り歩いて神社に戻ってきた神輿が、鳥居を潜ったところで出くわす。真横から見ることになったのだが、天辺の金鶏が狛犬をなめるアングルで、妙なデジャブを誘う。。。。なんだか怪獣映画めいた構図だったのだ。デジカメを持ってこなかったことが悔やまれた。
そのあと紀伊国屋へ。クトゥルフRPGサプリメント『比叡山炎上』購入。その後久しぶりに小田急百貨店へ向かう。天一の天丼弁当が200円引きだったので、これを買って晩飯とする。
あとは『大神』。かんり無駄に走り回ったが、なんとかオロチ退治成功。次はヒミコか(w。
『乱歩地獄』
さて。。。。実相寺監督の『鏡地獄』は、とり・みきのコミカライズ*1を先に読んでしまっていた。ロートルヲタクの悪ノリ感濃厚なマンガだったが、映画がこれとビタ一変わらない内容で、ちょっとのけぞってしまう。実相寺監督の最高傑作のひとつ『呪いの壺』のパスティーシュめいた映像だった。
『芋虫』はまぁよくやった部類に入るのだろうが。。。。。傷痍軍人を扱う以上、徹底的にあの時代を再現するか、あるいは近未来の設定に置き換えない限り、なにをやっても低予算ゆえ、アヴァンギャルドに走った監督の自己弁護作品にしかなりえない。松田龍平の使い方もあざとすぎる。
面白かったのは『蟲』。カネコアツシのマンガは読んだことがないのだが、画面構成や演出が玄人はだし。レトロモダニズムヘのオマージュを濃厚に漂わす前半部から、打って変わっての虚構性濃密なパラダイスのイメージ、そして、リアルな現代の風景と、乱歩的なるものを十分に理解し租借したうえで、演出プランを練っているところが素晴らしい。主人公のキャラクター造詣に精神性のアレルギーを持ち込んだのはアイデア賞。原作の持つ焦燥感を、わかり易くビジュアライズした手腕に拍手を送りたい。また、精神病の行き着く果ての更に先を描き、ある種スラップスティックめいた演出を施したことも、本アンソロジー参加作家の中でも抜きん出た才能を感じさせた。
■
チケットショップで前売り仕込む。『オーメン』『ポセイドン』『日本沈没』『ゲド戦記』。リメイク大作ばっかり。『オーメン』と『ゲド戦記』は不安だが、『ポセイドン』と『日本沈没』は期待。特殊技術によるスペクタクルがウリの大作なので、三十年の歳月を経た技術の進歩によるカタストロフ描写は大いに期待したい。。。。平成ゴジラが悉く昭和に劣るという悪しき先例があるにはあるんだがな。
その後、タイムズスクウェアのHMVでDVD買う。『吸血鬼ドラキュラ』『フランケンシュタインの逆襲』を廉価版で。後は、『ふくろうの河』。『大神』にどっぷりはまっている最中だが、よくよく考えてみれば、原点はこれなのでは?と思い『わんぱく王子の大蛇退治』を購入。LDで持ってはいるんだがなぁ(w。
高島屋の地下食品街で、晩飯とおやつ仕入れて帰る。食事しながら『乱歩地獄』を観る。あとはずーっと『大神』三昧。クシナダ姉さんを乗せて、オロチの住処へと地を駆けるアマテラス、カッコ良過ぎて思わず涙ぐんでしまった。
■
組織変更の配置についての面談。言うべき事は最小限言っておく。もろもろ打ち合わせの後、また、バカが客先と大トラブルを発生させた。その人格に基づく日々の業務姿勢が招いた結果。。。。。ですめばまだいいが、ドへまをやらかした可能性も浮上。今回のシャッフルで、絶対にマーコム関係セクションから外さないと、いずれ、フォロー不能の大失態をやらかすに違いない。
外出打ち合わせをすませ、『宇宙刑事魂』をビックカメラで購入。曽我町子さんへの香典買い。。。。円谷シャイダー浩氏も亡くなっているのだなぁ、そういえば。
キリンシティ渋谷でハーフ&ハーフを頼むが、蔵六の奇病みたいな泡で、どこにマイスターがいるのか!と憤慨する。元直しにセンター街の糀やに足を伸ばすも、閉店してしまっていた(つД`)。森羅万象が俺に敵意を持っているかのような最悪の一日だった。