検索広告めぐる商標侵害訴訟、GoogleとOvertureの却下申し立ては通らず

5月20日に取り上げたニュースの結審が出された。GoogleとOverture側の申し出は一蹴されたとのこと。また、この結審についての波及効果は大きいものと思われる。まぁ、なんだかなぁ。検索広告販売側の言い分も苦しいっちゃあ苦しいのだが、一般常識的にはどう…

「Windowsもほう助になりかねない」──検察側と弁護側が全面対決

争点は、P2P技術の違法性という方向にずれてしまっているようで。こうなってくると、判決如何ではフリーウェアそのものの発展性を抑止する事になりかねず、さすれば畢竟、Winny開発者の肩を持たざるを得ないというのも、ナンだなぁ。ビデオソフトをダビング…

KDDIなど9社、情報流出防止で連携・新団体設立

来年4月の個人情報保護法の全面施行により、情報漏えい企業には罰則が科されるようになる。9社は安全管理上の問題から外部に公開しにくかった流出防止ノウハウも共有し、情報管理体制の強化を急ぐ。 連携するのはKDDI、NECのほか日立製作所、松下電器…

中国のサイトにハッカー攻撃・香港紙

サッカーの、重慶におけるプチ暴動もあったので状況としては考えられるが、言い切るかね、日本人だって? まぁそれはそれとして、草の根レベルで世界戦争を起こせる世の中なんだよなぁ。剣呑、剣呑。 今月1日以降、靖国神社や官庁など日本のサイトに大量のデ…

「Googles」が「Google」の商標に異議

ありがちなドメイン紛争だが、このタイミングでGoogle相手というのが面白い。とくにこすい根性からではなく、「タナボタ」めいた雰囲気が漂う訴訟のようだ。ちょっとほのぼの。 ただ、Googleとの共存に向けた提携を結びたい意向も明らかにしており、「Webに…

P2P、「できることはみんなするでしょう?」

インターネット協会の副理事長、高橋徹氏のお言葉。けだし名言である。なればこそ、正しい理解と利用のガイドラインの制定と啓蒙活動を、コンテンツホルダーを交えて行う必要があるのではないかと思う。 また、「今後は携帯電話を利用し、映像のやりとりをP2…

Winny問題を考える学会ワークショップ

意固地ともいえるコンテンツホルダー側の姿勢は如何なものか?技術的な背景は、是非を問わず知っておかなくてはいけないように思うが。日本のネットワーク上の著作権意識が、世界的なトレンドから取り残される可能性を危惧してしまう。インターネットで鎖国…

コンテンツ保護の“日米差”はどこからくるのか (3/3)

いろいろ面白い事言ってるけど、ちょっとメモ程度に。

ヤフオクでの肖像権侵害を撲滅――ヤフーと音事協が共同で対処

具体的な侵害例として示されたのは、前述の無断複製物や無断撮影物のほか、プライベートな写真の配布、現像ラボからの流出物、プロモーション用プロフィール、記者会見で撮影した映像など。 現像ラボからの流出というのは、盲点かもだ。著作権云々以前に、勝…

制御できぬネットの言葉 学会シンポで専門家指摘

長崎の小六事件に関して。 お茶の水女子大の本田和子学長(児童学)は、加害女児と被害者が交わしていたインターネットのチャットの会話について「ネット上の言葉が発する力を、大人は理性で制御できても子どもにはできない」と述べた。 さらに「ネット上の…

イオン、シャープが和解 液晶特許めぐる対立で和解

10日にシャープとの取引を全面的に中止すると発表した大手スーパーのイオンは11日、シャープとの取引を再開すると発表した。 昨日の今日である。馬鹿丸出し。

IEに「極めて重大」な欠陥―勝手にアドウェアが組み込まれる危険あり

Microsoftのセキュリティプログラムマネジャー、Stephen Toulouseは、ある団体もしくは企業がこれらの脆弱性を悪用して、アドウェアと呼ばれる広告宣伝用のソフトウェアをユーザーのコンピュータに密かに潜り込ませたのであれば、これは刑事罰の根拠になる可…

イオンがシャープ取引中止 台湾企業への販売停止理由

取引中止の期間は未定。同社は理由について「本来、メーカー間で解決すべき問題を、小売りの段階まで巻き込むのは遺憾。シャープがイオンのブランドを傷つけてまで自己中心的な企業活動を進める以上、取引を中止する」などとしている。 結審如何では、「知的…

IPO前のGoogle、Gmail計画に怪しい雲行き

欧州委員会はGmailに対する調査を行うことになるかもしれないと、同委員会の広報担当ピーター・サンドラー氏は語る。同氏によると、Gmailが問題になりそうなのは、広告メールを配信する企業に“オプトイン”(事前承諾)方式の採用を義務付けるEU指令が、昨年1…

輸入CD規制問題、衆院での審議が始まる――かみ合わない質疑

事実上の過剰保護貿易規制なんだけどな。ただ、海外、主にアメリカの版権保持者はむしろ自分たちの利益が保護される方向なので、外圧って形にはならないだろうな。

カリフォルニア州上院、『Gmail』規制法案を可決

是非は別として、州単位で動けるアメリカはこういう事本当に素早いな。 「第三者が手紙を読む」という行為に対して、嫌悪感を持つのは当然だろう。「文書」と「テキストデータ」の違いについて、啓蒙浸透させていかないといけないのだろうとも思うが。あと、…

迷惑メール規制強化・総務省検討

健全なメールマーケティング事業者*1が呷りを食う事も多いだろう。罰則強化も結構だが、もっとユーザーの立場に立って、迷惑メールを無くす方向で進められないもんか?ユーザーは、有益な情報が得られるならメール広告を拒否はしないという意識でいるのだか…

Winnyの衝撃(4) デジタル技術の攻防

「Winny(ウィニー)を使えば、写真で証拠が残ります」。学内でウィニー利用中の端末を即座に特定するセキュリティーソフトを使って、遠隔操作で画面を撮影する。京都産業大(京都市北区)は今春、ウィニーを「悪意の有無にかかわらず、著作権法違反に…

ACCSの個人情報流出事件で、元研究員、無罪を主張

被告の言い分は、窃盗犯が「家の戸締りをしないで外出する方が悪い」って言っているようなものだ。が、不正アクセスの範疇はリアルでの不法進入とちがって曖昧だよな。乱暴な例だが、セキュリティ激甘なシステムの管理者権限でしか入れない階層を、アダルト…

自供した少年はSasserの「真の作者」か

俺はセキュリティ関連の技術者でもなければ、webマスターでもなく、諸々のウィルス騒ぎは、危機感を抱きながらも野次馬でしかいられない立場である。ので、通例ウィルス関連のニュースに関しては、報道後、MSなり導入しているセキュリティソフトベンダーなり…

Winny作者とアインシュタインの違いは何か?

「Winny開発者と科学者はどこが違ったのか?」。この問いに答えるため、増井氏は「何人も最終的発言権を持たない」「何人も個人的権威を持たない」という科学の在り様を定義する2つの枠組みを示した。簡単に言うと「私が言うのだから正しい」というのは非科…

Gmailの新たな障壁? 浮上した“もう1つの特許” (2/2)

例えばもしGmailが成功し、Yahoo!がOvertureの技術を使ってYahoo! Mailにコンテキスト広告を挿入したいと思った場合、Yahoo!はコンテキスト広告をメールに添付するというアイデアを無料でライセンスする条件と引き換えに、Googleに対する特許侵害訴訟を喜ん…

検索広告で商標権侵害

自動車保険会社が、GoogleとOverture Servicesが提供する検索関連広告によって、自社の商標権を侵害されたとして提訴した。(中略) 同保険会社の申し立てによると、被告の両社が同社の商標をキーワードとして複数の競合企業に販売し、検索結果を表示したペー…

DVDの私的複製を合法に――DMCAの修正求める法案

修正案の推進派は1998年のデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に関して、個人的な用途のためにディスクをコピーしたい場合であっても、消費者が専用ソフトを使ってそうした電子的なコピー阻止機能を回避することを禁じている点を批判している。 個人ユースに…

Winnyを肯定的に議論する (1/2)

技術と、それでどう現行のシステムが変わるのか?といった問題である事を前提にこの記事は構成されている。俺も、47氏の逮捕報道があった時に述べたが、もっと明確に論理的に語られている文を引用すると、 よほどのことがない限り、新しいルールが決まるまで…

逮捕されたSasser作者、NetSkyワーム作成容疑も

昨日の続報。まだ立証できていないようなので、勇み足報道の可能性は否定できない。が、昨日と同様の主旨なので良いか。 システム管理者にしてみれば、縛り首にしてやりたいだろこの小僧、ここまでのスキルがあれば教育次第で、さぞや優秀なウイルス対策技術…

Sasser作成容疑の少年逮捕

少年の特定に当たっては、Microsoft、米連邦捜査局(FBI)、ドイツ警察の3者が手を組んだ。 少年の犯行が発覚したのは、金銭的な誘惑によるものだった。Microsoftによると、5日に少年の自宅があるニーダーザクセン州の個人グループがMicrosoftに連絡を取り、…

Winny開発者を逮捕へ  国内初

包丁は野菜を刻むこともできるし、人を傷つけることもできる。罪に問われるのは、人を殺傷した実行行為者だけだ。拳銃は、人を殺傷する以外に目的を持たず、日本では所持も製造も禁止されている。京都府警が今回、ウィニーという通信ソフトの開発者を著作権…

顧客情報流出で Barnes & Noble.com に罰金

先述のアド/スパイウェア問題と合わせて、サイト構築やマーケッターの立場からのセキュリティやモラル意識の向上が必要であろう。 問題の欠陥は、Barnes & Noble.com が実施している「Cookie」を利用しないシステムに起因する。一般に Cookie はユーザーを…

米議会、スパイウェアの法規制に積極姿勢

個人情報保護の観点からも、いち早い法整備が求められる....というのは、お行儀のよい答え。現行の立法システムの対応が、規制される方法論の技術の進展に追いつけるのかどうか?という点で、興味深い事例といえるだろう。 具体的な法案としては、Mary Bono …