ジョロフライス

ローズ・ド・サハラ@新宿。

ジョフライス
ヨドバシカメラの立ち並ぶ一角から、甲州街道一本はさんだロケーションは、小雨模様の天候とあいまって、嘘のように静かなエアポケット空間を提供してくれる。この店も十数年ぶりか。
ランチメニューのジョロフライスと言うものを頼んでみる。肉と野菜の混ぜご飯とはメニューの説明。ウェイターの兄さんが、「大盛りもできますが」と軽く言うのでコチラも軽くお願いしたら、出てきたのはコレだった。。。。写真では判り辛いが、茶碗三杯分強の盛り具合であった。すごっ。
肉も入ってはいるが、むしろシーフード。。。イカの耳*1と小エビがいっぱい。トマトソースベースで煮込んだスープをご飯にかけて混ぜ込んでいる模様。炊き立てのご飯にアツアツの味噌汁をぶっかけた時の様な、半おじや状態になっている。リゾットほど汁っぽくもなく、かつ、米粒はキチンの認識できて、味も良くしみている。かけご飯好きにはは堪らない、絶妙な仕上がりであった。
酸味も甘みも塩梅よく押さえ気味のソースだが、上手にシーフードの匂いを消している。塩加減も宣しく、なんだかデジャブに襲われる懐かしさを持っている味わいなのだが、唐辛子系の辛味が利いていて、これが結構パンチがある。
そして何より個性的なのが、モロヘイヤのヌタヌタ感であろう。先述の絶妙おじや風のご飯全体がヌタヌタとした食感に包まれていて、単なる洋風汁かけご飯ではなく、アフリカ〜ンなアイデンティティを確立しているのだ。
そして、気に入ったのは、ジャガイモ。この大皿一杯のご飯の中に僅かひとかけしか入っていなかったのだが、ジャガイモのホクホクとモロヘイヤのヌタヌタが一緒になると、なんとも言えない楽しい食感になるのだった。これは、発見かもだ。
ランチメニューには無かったが、夜の部ではワニ料理も健在との事。また来てみよう。



*1:イカの耳は美味い。これがこれでもかと入ってるのであった。至福。