稲荷寿司とかんぴょう巻き

おつな寿司。

稲荷寿司
おかったるさが売りの名店*1を集めた中に、正しく伝統を守る名店もちらほら。凄く久しぶりにおつな寿司のお稲荷さんを発見して、矢も盾もたまらず購入したよ。油揚げをひっくり返して酢飯をくるむやり方は、小泉武夫先生には凄く不評*2のようであるが、もわもわとした質感が狐の仔みたいでカワイイと思うんだがなぁ、俺なんかは*3
んで、このかわいらしいのに齧り付くと、ふぅわりと柚子の香りが漂う。関東風のわりとしっかりした揚げの味わいとあいまって、なんとも言えない粋な味わいなのだ。美味い。
かんぴょう巻きは今回初めて食べたのだが、太いしっかりしたかんぴょうを使っていて、おいしい。見た目にも、いい海苔の黒々とした光沢が美しく、大変に宜しい。お店は渋谷にもあるはすなんだが。。。どこなんだろう?



*1:アカシヤとか松本楼とか、その意味での選定眼は正しい。

*2:ここの稲荷とは言ってはいないが、飴色がかった揚げの艶をわざわざ無くす、無粋のきわみと著書の中で憤慨されていた。

*3:ぽんぽこ狸のお饅頭おか銘菓ひよこを頭から食うメンタリティ。