『バルジ大作戦』と『ドグラ・マグラ』

今日は早出でシアトルとカンファレンスコール。当初読み通りの、発展的といえなくも無い落としどころに収まる。
昼食時の『海亀のスープ』が結構気になって、以前八重洲ブックセンターで見かけた問題集を、amazon usedで購入。三冊も出てたのね(^ω^;。全部買う。出品者がバラバラなのが、面倒くさいしコストパフォーマンスも悪いが、致し方ない。ついでに国枝史郎神州纐纈城』もオーダー。
疲れているので、早く引き上げ、新宿HMVへ。今日もWポイントdayだったので、土曜日にクレジットカードの期限が切れていて買えなかったDVDを購入する。『ベニスの商人』『激突 スペシャルエディション』『ドグラ・マグラ』『ハリ・ポタ』廉価版三本。


バルジ大作戦 特別版

帰宅後、一昨日の続き*1で『バルジ大作戦』をDVDで観る。昔のTV放映時吹き替えで嬉しい限り。俺がかつてTVで見たバージョンはテレ東昼間枠のものだった。つまりオリジナルサイズの三分の一くらいに切り詰められたバージョンであったわけだ。

この切り刻まれたバージョンでは、大戦末期、ヨーロッパに上陸したアメリカ軍をベルリンに向わせまいとかく乱するために、バーナード・ショー演じるヘスラー大佐がドイツ版一休さんよろしく、残り少ない機械化部隊に頓知を利かせてこまめなゲリラ戦を仕掛ける、奇想モノにしか見えなかったなぁ(w。

まさか、こんな大作映画だったとは(´ω`*) 。そもそも、ストーリーが全然違うし。<テレ東版
戦車戦の壮大な展開や群像ドラマ的な人物描写など、大作戦争映画の王道だったんだねぇ。あぁ、面白かった。



ドグラ・マグラ


その後、『ドグラ・マグラ』も観る。公開時に観て以来だから十八年ぶりか。バブル時代だから通った企画なんだなぁとしみじみ。一時期は、レンタル落ちのVHSでも7,000円くらいの値段が付いていた。まぁ、絶対に地上波では放映できない映画なのでむべなるかなと思ったものだ。改めて見直してもあの原作を良くまとめたなぁという、公開時と全く同じ感想なのであった。

ただ、枝雀師匠が亡くなり、室田日出男が亡くなりとしみじみしたり、モヨ子*2、結構いいかもだとか思ったり。十八年の歳月は大気中の湿度のように、ふときがつくとみっしりまとわり付いているのであった。




*1:朝、無駄に早いので、昨日は会社に泊まった。

*2:当事は、「丸顔のモヨ子などありえん!!」と憤慨していたのであった。