ホイスの謎

田吾作@恵比寿。

正統派ストロングスタイルの赤提灯で前から気になっていたのだが、何時行っても満席。今日はちょっと早い時間だったので、なんなく座れた。
さて飲み物は。。。鉄板であるだろうと期待していたホッピーは、無い。ただし、ホイスという謎の飲料が。なんでも、漢方薬酒を炭酸で割ったものとか。なんとなく毒飲料の雰囲気濃厚で、激しく好奇心を刺激されたので、頼んでみる。
意外だったのは、ホイスのロゴが焼き付けられた酎ハイグラスで供されたこと。メジャーなのか?ホイス。色合いは確かに薬種っぽい、淡い小麦色。香りは。。。ほぼ、無い。炭酸の強さは酎ハイ程度の弱めのもの。だが味は、ほぼしない。だが、明確にアルコール類であることを主張する。なんじゃこりゃ。断じて不味くはないけれど、決して美味くない、不思議飲料である。

ネットで調べてみると、ここのサイトに詳細があった。世の中知らないことが一杯あるなぁと、勉強になる。ホイスは昭和25年製造開始。ちゅうことは、団塊の世代と同い年である。畢竟、団塊世代の飲酒傾向からもズレが生じる製品なわけだが、よく生き残っていたもんだ。
肴は、焼き鳥*1を5本。つくね、ハツ、レバ、シロ、カシラを各一本ずつ。焼き上がりは上々。オーソドックスな焼き鳥。それと、おでん一皿。煮え具合は上々。種は特に気取らないものばかりで、こちらも正しく赤提灯のおでん。正統派ガチンコの布陣で、ホイスに挑む小半時。これで御代は1,500円也。

気軽に、軽く一杯&食事ができる良い店である。こりゃ、いつも混んでるわけだ。

*1:串焼きではない。豚の部位を使っていようとも、焼き鳥と言い張る、トラディショナルな焼き鳥。