今日の晩酌&食事

Mazudai2005-04-11

あんまり美味かったので敢えて場所は伏すが、こういうものを供する店は自ずと限られる。ピンときた常連&常連候補は、今のうちに足を運んで、共にこの喜びを味わっていただきたい。

と、長い前振りを経て、写真の蜂酒である。待ちに待った一品。夢にまで見た一品。お味の方は。。。。ウマ〜〜〜。香りが兎に角、良い。強いて言えば、上品な焼き菓子(和菓子のジャンルにおけるそれ。)と、どっしりとした日本酒をいっぺんに口に入れたような、香ばしくて甘い香りが、ふぉんと鼻に抜ける。が、味は決して甘いわけではない。これまた、コクとキレの塩梅の良い日本酒のような飲み口。ホワイトリカーに地蜂を漬け込んだだけの代物が、かくも複雑妙味になろうとは。感動しました。

今日は、ハタハタ、アナゴの塩焼きと頼んで、軽く済ます予定だったが、蜂キターですっかりお祭り状態になってしまったよ。んで、早だしのフジツボ焼きも試してみる。
硬いカラの中では、嘴状の口が「キシャーっ」っと。小ぶりなだけで、立派な怪獣である。どうして、古の怪獣・SF映画で、フジツボ放射能で巨大化させなかったのか!?凄い迫力である。食材に引いたのは、紐を解いた上海蟹以来だ。こいつを、ツボごと炭火で焼く。焼いている様は目にしていないが、さだめし凄まじい有様であったことだろう。
斯様にグロいフジツボであるが、味の方はこれまたウマー。爽やかな磯の香りに、癖のないカニミソっぽい食感であったよ。フジツボは、これから夏にかけてが旬だそうで。初鰹の頃にフジツボと鰹のタタキって取り合わせに、蜂酒でキュー。野趣があって良いかもだ。