『エイリアンVSプレデター』
どの辺がツボかというと、ランス・ヘンリクセンを無理やり「ビショップ」という名前の企業経営者*1登場させて「イイ人」にしているところや、同じく「侠気溢れるイイ奴」なプレデターは一作目と同じデザインのフェイスガードをしているとか、双方のファンに気を配っているところであろう。いろいろと、ナニがナニな部分はあるものの、映画の日に鑑賞しなくても、元が取れた感は十分にあったと思う。
個人的にはこの映画、地上波放映の折には勝手に吹き替え台本を作って、プレデターとエイリアンがしゃべりまくるハンナ&バーベラ調*2のバカ映画に改ざんして放映して欲しいと、切に願うものである。
いや、観ていてマヂに、脳内変換されたセリフが聞こえてきたのよ、俺。大塚明夫や玄田哲章のごんぶと声なプレデターと、千葉繁や三ツ矢雄二のC調なエイリアンのアレげなやりとりが。例えば、レックス(サナ・レイサン)とプレデターが共闘を了解するところで、プレデターが勝手に「ポチ」とか名前付けて呼びかけてたりしてね(爆)。以下、クライマックスシーンを俺妄想変換してみますた。
プレデター(声:大塚明夫):「ポチ、お前はサルだけど大した奴だ。さぁ、大人の印を特別につけてやろう。サルの世界に戻っても、人間の誇りを忘れるなよ。」
と言って、エイリアンの体液をレックスの顔に擦り付ける。
レックス(声:高野麗):「はぁあぅ」(本当は苦痛なのだが、ナニの声にしか聞こえない高野節)
と、その時、定石通り地面を割って現れる、エイリアンマザー。
エイリアンマザー(声:千葉繁)「どぉ〜れ、おしおきだべ〜」
いやぁ、映画って本当に素晴らしいものですね。