ネットとフリーペーパーの影響で有料情報誌の利用は減少傾向

俺自身、雑誌を殆ど購読していないが、一般的にそういうトレンドにあるらしいことが分かった。
無論これには、景気の低迷というものも大きな理由の一つとしてあげられる。が、いっぽうでR25などのフリーペーパーで部数を伸ばしているものもある。
一生活者としての意見は、情報の摂取は、生活時間の中のニッチな部分*1で行われることが多いが、そうしてみると、わざわざ雑誌を買わなくとも、携帯電話でも十分な情報は得られるし、時間潰しや世間の動きを把握する程度ならフリーペーパーで十分に賄え、これが主要駅でタダで手に入るのだから、人々がこれらになびくのは当然だ。
マーケティングの世界で飯食っている身としては、媒体の選定というのがまた一層難しくなってくるなぁとため息をついてしまう。広告やPRのROI、とくに新規ユーザーの獲得を考えると、あまりwebに集中投下することは得策ではない場合もあるのだ。商品やサービスによっては、フリーペーパーのような「浅く広く」な媒体が不向きな場合もある。
専門的な情報に関しては、即時性という点でwebは紙に圧倒的に勝る反面、情報の露出時間は極端に短くなる。
また、ある目的を持って使用するのがwebの大前提であるため、潜在的顧客へのリーチは、紙や電波媒体に比べ大変に難しいのだ。
対処療法として、広告出稿費用を拡大しなければいけないわけだが、ではどこに?ということになり、堂々めぐりである。
有力ポータルやサイトへの出稿費用が上がり、webマーケ業界は潤うことは硬いと思うが、マーケッターのお悩み解決には何の意味もない....嗚呼。


*1:交通機関の待ち時間、移動時間など