IT企業のライブドアが近鉄買収に名乗り

年間40億円からの赤字を出す球団を買収する意味は?というところが興味深い。近鉄沿線の顧客獲得を狙っているのか?東急ケーブルなどそういうモデルがあるにはあるが、これは、沿線の不動産事業をグループとして持っている強みがあるからできるのであろう。従って、俺の推察を買収のロジックとするなら、30億で近鉄の株買ったほうが合理的だと思うのだが。
ま、それはそれとして、小林社長の態度が実に男前である。俺はプロ野球に興味はない。まして関西地盤のパ・リーグ球団の趨勢なんぞ、ビタ一生活に関わって来る問題ではないのでどーでも良かったのだが、俄然、興味が沸いてきたよ。初志貫徹、頑張って下さい。

すでに近鉄の親会社である近畿日本鉄道野球協約で定められた参加料30億円の免除を前提に30億円での買収額を提示。オリックスとの球団合併を進めている近鉄から拒否されており、買収は暗礁に乗り上げた形になっている。
近畿日本鉄道山口昌紀社長(68)は「その話は聞いている」とライブドア社から買収の申し入れがあったことを認めた上で「近畿日本鉄道は仁義を通し、信義を重んじる会社だ。小林球団社長がはっきりと断っている話です。オリックスとの話を進めます」と売却の意思がないことを明言したうえで「“30億円でも売却しないということになれば、株主に損害を与える。この話をのまないと株主代表訴訟を起こす”とまで、向こうは言ってきているが、どうぞ起こしてもらって結構」と言い切った。交渉事は過程を明かさないのが企業人としての常道だが「球界の大改革を今からやろうとしているんだ。それに逆行する勢力が仕掛けてきたものだろう。近畿日本鉄道をなめるなよ、という思いだ」という怒りが勝ったようだ。



これまで積極的な企業の合併・買収(M&A)を戦略として拡大してきたライブドアは、プロ野球界への参画を視野に入れながら、水面下で調査していたようだ。特に、今年に入ってからは球団経営が赤字体質のパ・リーグにターゲットを絞っていた模様だ。
きょう30日に都内で、ライブドア堀江貴文社長が記者会見する予定。近鉄買収について、同社関係者は「あす(30日)お話ししますので、きょうはコメントできません」と答えた。

どうやら、堀江社長が球団オーナーになりたいだけらしい。『野球つく』で我慢しなさいって(笑)

んで、記者発表をTVで見てみたが、ずいぶん取り上げられているね。既成事実を作っちまおうという戦法なのか?PR的に良いとは言えないけれど、メディア露出の費用対効果はすごいよな。株価調べたら、前日比12.20%高、出来高5,129,021だって。狂言だとしてもうまい手だ。

ついでに、ナベツネがボケた事抜かしてて、藁かしてくれた。