鰻と肴

うな新@新橋。
汐留で打ち合わせして、22時回った。シオサイト(wの小じゃれてじはいるがありふれた店で飯食う気は毛頭無く、一年ぶりに新橋うな新へ足を向ける。
駆け出しの頃、かつての上司に教えてもらった店だから、ちょこちょこ覗いてかれこれ15年は経つのか。鰻のアラを串焼きで出す、ちょっと変わった居酒屋風情の鰻屋である。

おばけ
流石に終いの直前なので、店内は空いている。また、ここの名物でもあるところの鰻アラ関係も、レばー除いて全部残っている。まさかこの時間に白バラが残っていようとは!と大喜びで、白バラと肝焼き、あとおばけ*1を頼む。酒は住吉冷で。。。ここで、異変を察知すべきだっったのだが、久々の白バラに舞い上がって仕舞ったのであった。
で、鰻丼も一緒に頼むと、「丼一緒にお持ちしますか?」などと聞いてくる。はて、この店の流儀は、割きから始めるまでは行かないものの、串打ちしただけの生の鰻から調理を始めるのではなかったか。酒をやっている間に鰻が焼きあがるよう、予め「鰻は焼きますか?」というエクスキューズが酒の注文のときにあっても、こんな間の抜けた質問は無いはずなのだ。「いや、丼出来るまで一杯やりたいんだけど。。。」と言っておく。
おばけが美味い。しっかりさらして臭みが無く、鼻にツンとくる芥子酢味噌の塩梅も宜しい。酢味噌で失敗している店も多いので、大変に満足也。白バラ、ウマー。通常、19時頃にはヤマになっている人気メニューなので、滅多にお目にかかれない。こんな時間で食えるとは思っても見なかった、八年ぶりくらいの味わい。


鰻丼
さて、串も食い終わった辺りで、「そろそろ鰻丼宜しいですか?」と聞いてくるので、「お願いします」と応えて待つこと三分。出てきたよ、鰻丼が。。。。。。焼き置きしてるのか?嫌な予感は的中し、味が如実に落ちている。。。。これが微妙で、「うな新」のレベルとしては確実にダウンしているのだが、渋谷に本店を構える某の鰻重よりは遥かに美味いのであった(゚ω゚*)
改めて厨房を見ると、大将筋が誰も居ない。二十代後半と思しき若いのばかり。さらに嫌な予感がしたのだが、的中。みんな中国人だ。なるほど、ピーク前にはヤマになる白バラが残っているわけは、客足が遠のいているのだ。
会計の時も、レシートを出さない。「ウチはむかしから無いよ」とか言い張る中国人。おまえが日本に来る前から俺はこの店に来てるんだよ。どの昔だ!挙句の果てに、使い切った伝票の束の表紙に明細書きなぐって寄越しやがる。。。。中国人は国を滅ぼす。少なくとも、中華料理以外で中国人が従業員にいる店は、終焉が近い。過去、そういう事例はいくらでも知っている。二度と行かないと言いたい所だが、大多数の鰻屋よりは美味いことは事実なので、なんだか煮え切らない思いに加え、お気に入りの店の死に水をとったような、切ない気持ちになったのであった。



*1:店によっては、「尾羽雪」などと風情のある名前になっている、鯨の尾びれをさらしたもの。独特の食感はほんとうに「おばけ」の切り身を食べているようなイメージが広がり、『ゲゲゲの鬼太郎』の魂の天ぷらをいつも思い出してしまう。