世田谷ボロ市

3年ぶりくらいに参戦。昨年から、スイーツ撮影用にケーキorデザトプレートとコーヒーセットが欲しくて、いろいろ捜し歩いている。結論から言うと、収穫なし。そもそも、洋食器が販売されていない。
全般、出展者数が減ったというか、バリエーションに乏しい感じがした。やたら人混みのするフリマといった雰囲気であった。
デッドストックのおもちゃを中心とした店で、古いメンコあれこれ。一枚100円と高いのだが、パチもん方面で5枚ほど。バルゴンの絵柄が実に味わい深い。機会があったら、唐沢なをき先生に献上しよう。
例によってジャガバターを購入。並んでいるところで、ジャガイモを蒸しあげる蒸篭が崩れかけ、あわや大惨事という光景に出っくわす。バイトの学生の機転で事なきを得たが、咄嗟に支えに入る機敏な者と、バター盛ったナイフを片手に呆然と立ちすくむ者、すかさず蒸篭位置を入れ替えようと機転は利いたが、素手で蒸篭を掴んで火傷する者、三者三様のリアクションが面白かった。
続けて隣の露店でシャーピン買う。4年前は、結構可愛いバイト高校生が作っていたのだが、今回は、おっさん。味に変わりは無いものの、娘さんがたどたどしい手つきで作りながらも味は良しという方が、心に響くものがあるのは当然のこと。美味いのは美味いが、なんか損した気分。
針金細工のゴム鉄砲など売っている露店があった。石川球太『おもちゃの作り方』を思い出す。作った銃にはいろいろ名前が付けられているのだが、画像にある「トカレフ」とかいうのに激しく駄菓子屋センスを感じる。ネタに一丁欲しかったのだが、2,500円はボリ過ぎだろう。
もう一つ、パンストの叩き売りをやってる親父発見。パンストという単語自体死語の匂いが漂うが、その販売形態、口上*1等、戦後じゃないんだからとクラクラ来るものがある。
根付や、日本刀の目打ちを携帯ストラップに仕立てての製造販売などもあった。激しく心動かされたのだが、価格がね。3000円はちょっと勇気いる。目打ちには、蟷螂模様やちんこ虎*2がそそられたのだが、値段以前に、確りとした鉄を打ち出してある設えなので、重い上に携帯傷だらけにする事が見えているので買わんかった。
酒粕ではなく、麹から作った甘酒というものを試す。見た目も食感も甘酒そのものだが、香る*3アルコール臭が無い。甘さはくどくなく、後口に酸味があり、生姜も入れずにさっぱりとしていて大変に美味しい。のだが、カップ半分を超す当たりで、飽きてくる。途端、おかゆ食い続けた果ての吐しゃ物を連想し、なお萎える。
会場を抜け切ったところで、折り返す気力無し。上町交差点の先で世田谷通りを渡って、三茶方面に徒歩で戻る。
しばらく足を向けない間に、街の様相がずいぶん変わっている。以前住んでいたマンションの傍に、ブクオフが出来ていた。よく通ったふくろうラーメンは、違う店に変わっていた。若林陸橋傍のスイス料理ラクレットは、世田谷通りの反対側、三茶よりのマンションの一階に移転していた。
三茶のブクオフで、『ビーストウォーズ』劇場版のDVDを発見、購入する。
さて、ある意味本日のメインイベントの腹つもりであった、ヤンヤン油そばを食しにすずらん通りに入るが、店の前には6人程だが行列が。。。。なんかTVででも紹介されたか?並んでまで食う気力は無いので、方針変更。知る人ぞ知るエアポケットな蕎麦屋に入り、蕎麦焼酎の蕎麦湯割りをすする。店内のTVでは、大相撲中継が始まったところ。「向う正面にはゲストにデーモン小暮閣下をお迎えして。。。。」って、NHK。どうしたんだ!?
軽く引っ掛けて蕎麦手繰って、田園都市線で渋谷に。タントンマッサージ行ってから、東急地下でケーキと弁当買って帰宅。


*1:有名店を並べ立てる例のアレだが、西友ヨーカ堂、長崎屋というあたりの中途半端さが、なんともはや。

*2:巨大な陽根にしがみつくような構図

*3:あるいは、鼻を突く