メイドカフェに行ってみた

勤め先の若いのが、みんなでメイドカフェに行くという事で、同行する。話の種に興味はあったものの、俺の考える遊びの概念からは大きく逸脱した業態*1であり、今まで脚をむけることは無かったのだが、1/4仕事の絡みもあるということと、女の子も同行するとの事で、混ぜてもらう。

メンバーズカード
お目当ては池袋にこのほどオープンした、「王立アフィリア魔法学院」というところだ。女性二名含む総勢八名という団体で馳せ参じた先は、昔懐かしい*2サンシャイン通りからちょっと外れたディープゾーンであった。ラブホに向かうまでの100mばかりの小道にみっしりとエッチなお店が並んでいたものだが、この辺りもすっかり様変わりしてしまった。とらの穴とかできてたりして、ロリや腐女子が親子でとらの穴に入っていくというカックラキンな情景を目にし、小一時間問い詰めてやりたくなる。
件のお店は、コスプレキャバクラとプリクラ&音ゲ専門ゲーセンだけで構成されたテナントビルのワンフロアにあった。まぁ、フーゾク系ではあるものの、昔日とは全く趣が異なる。

1,900円程で、ソフトドリンク飲み放題。アルコールもあるものの、こういう店で陽の高いうちから飲むのは今までの自分の人生を全否定する*3ような気がして、コーヒーとケーキにしておくことにする。
なかなか面白いキャラクターと評判のSさんは、カワイイ女の子が大好きな女性。安野モヨコとかの読者層にいそうなタイプが身近にいようとは。そうは見えないし、利発で、まぁカワイイ部類に入るSさんだが、リアクションがまるでオヤジ。女捨ててる。。。のか?「キミの染色体は、すごく字が下手な人の書いたYに見えるXなのでは?」といって、座、大いに沸く。気持ち良し(w。。。。。。冷静に考えれば、純度100%のハラスメント発言をされてケロケロ笑える、洒落の通じる良い娘さんなのだがなぁ。「オナゴぉ、こっちむけぇ」は止めて欲しい。
店内では、隣り合ったテーブルに4人ずつ分かれていたのだが、隣のテーブルでサーブしていたメイドさんが、昔付き合ってたAにソックリ。付随するモロモロの思い出がどっと頭を駆け巡る。辛くて、隣のテーブルの方に向けなかったよ。orz
末代先輩orz
一方コチラのテーブルでサーブしてくれたのは、かなり顔立ちの整ったメイドさんwith眼鏡。お好きな人にはたまらんのだろうがなぁ。。。。と思っていたが、この方、トークが酒脱。六本木とか銀座のクラブのお姉さんの雰囲気に近いか。はたまた、劇団関係者かというくらい、発声も且つ舌もハッキリしていて、大変に気持ちのいい接客である。そういう店に勤めれば、No1確実なのにと思うが、大きなお世話か。
なんかイロイロ細かい世界設定があり、客はメイドさんから「先輩」と呼ばれる。カスタマーとしてのランクが上がると名前付き「XX先輩」と呼んで貰えるらしいのだが*4、その時を期して、メンバーズカードには「XX先輩」と書かれるのだ。いや、書くのはイイんだけど、それをメイドさんが書いてくれるのがネェ、すっごい抵抗がある。書かせるためには名前を告げなくてはいけないわけだが、自分のハンドルネームを声に出して言うのは、めっさ恥ずかしい。オフ会で自己紹介する時には終ぞ感じたことの無い羞恥心は、どういうものなのだろうかねぇ。

ケーキはそれっぽく、本日のケーキ複数種を大降りのプレートに載せて、テーブルでチョイスしケーキサーバーでサーブしてくれる。洋梨のカラメルナントカを注文。あぁ、そういえば、北口のヴァン・ドリアンに良く通ったなぁ。*5
アイスコーヒーを啜りつつ、モロモロみんなで楽しく馬鹿話。隣のテーブルはNくんがモーレツにドリンクをおかわりしている模様。良かったね、楽しそうで。こちらはこちらで、件のSさんの萌えフニャな発言やリアクションが面白すぎ。また、逐一入るSくんのいじりに、当意即妙なリアクションを返すメイドwith眼鏡さんのプロフェッショナルな芸風に感服。普通のクラブだったら、月一くらいで通っても良いな
楽しい午後のひと時ではあったのだが、一緒に行く面子にかなり左右される業態であることは良くわかった。また、初回メンバー登録料を差っぴいても、日本橋高島屋のル・カフェのケーキセットより遥かに高いというのが、なんだか釈然としない。くどいようだが、眼鏡メイドさんが普通にクラブのお姉さんであったなら、15,000円くらい止む無しという思いが拭い去れないのであった。
店を出た後、ハンズに猫いじりに行く組と別れ、Nくんとタパスで飯食って帰る。普段接する機会の少ない人と話していると、思わぬアイデアが浮かんでくる事がある。この企画、絶対行けるぞ。

*1:「あなたに萌えの概念は一生理解できない」とふじーさんから指摘された事があるが、全く仰るとおり。故、現象を愉しみたいとは思っても、ある種のメンタルダメージやストレスを多大に被る事は必須で、行動に移せないのであった。

*2:学生時代、この辺のラブホでゴニョゴニョと。。。。

*3:場外馬券の立ち飲みやら、タモリ倶楽部恒例企画「XXで酒を飲む」というのは全くOKなのだがな。

*4:ハァ。^-^;

*5:今は無き、大好きだった喫茶店。プロ中のプロの風情を漂わせた初老のウェイターが、ワゴンに乗せて本日のケーキを席まで運んできて、チョイスするのだ。コーヒーとのセットで800円也と学生の財布にも優しかったのだが、88年くらいに、バブルの煽りで閉店。