いつもの寿司屋

いろいろいろいろヤな事が多くて、また寿司つまみたくなる。

平貝のお造り
まずはお造りで平貝。殻に盛られて、鮮度、高級感共に高いゴージャスな雰囲気。だが、5406CAのデジカメではこの程度の表現力が限界か。反射物には弱いなぁ。
味は無論、上々。平貝独特のしゃっきりした歯ごたえが堪らない。噛むほどに染み出す穏やかな旨味も格別。例によって立山を冷でやりながらの至福の一時。

活き蛸のお造り
次いで、活き蛸のお造り。頭*1の部分を生というのは凄く久しぶり。そうだ、かれこれ十六年前になるか。駆け出しの頃仙台に転勤になった折、松島で買ってきた活き蛸を、自分で捌いた時に口にして以来だよ。なんだか、凄く懐かしい気持ちになる。一方、店ではあまり出さない部位なのか、蛸の頭。茹でた時の見た目は悪いが、足よりずっと美味いんだがなぁ。生の頭の食感は、えも言われぬくにゅくにゅ感が実に官能的である。そしてこれまた噛むほどに、生蛸ならではの、実に繊細で穏やかな旨味*2がジワジワと。。。。。堪りませんな。

穴子握り

ちょいと一杯のつもりが、ついつい杯を重ねてしまう。いかんいかん。本日は二合で〆ると心に決め、上握りを頼む。だが。。。酒がなければ、今度は食い足りなくなるもので(w。追加で穴子を握ってもらう。最近のトレンドなのか、渋谷界隈の流儀なのか、この店も、煮穴子*3につめを塗って炙って仕上げる蒲焼タイプの穴子なのだ。
うーん、美味い。絶妙の甘辛さのつめと、ホロホロの穴子酢飯が渾然一体となって。。。。。。あぁああ。幸せ。



*1:正しくは胴体。

*2:蛸の旨味は実に良いものだが、独特の生臭さが、火を通すと強調されるな。ちょっと不思議。

*3:だと思う。身がほんのり薄茶色に染まっているので。