お土産物あれこれ

チェックアウトを済ませて、大女将に道祖神祭のスケジュールを聞く。春と秋、二回催されるのだが男根の山車が出るのは、秋のみだとか。毎年九月の第四土曜日が祭の日だって。来年、多分また来ます。楽天のユーザー評価通りの良い宿であったよ。
バス停へ向かうが、目の前で一台行ってしまう。バス停の前が土産物屋になっていて、そこで山椒の実の醤油漬けと山葵漬けを購入。他にもいろいろと美味そうなものはあるのだが、トランクのキャパもあるので、これもまた次の機会に。
どこからとも無く聞こえる祭囃子。道祖神祭のご神体がある神社が近くなのだろうか?15分の待ち時間が中途半端であるが、もう一本やり過ごすつもりで行ってみようか?と思ったところ、気配を察したか土産物屋の親父が、「あれね、テープだよ」と話しかけてきた。なんだ。
神社までは徒歩5分くらいらしいのだが、今行っても何も無いとのこと。それからあれこれと、世間話など。季節の話など、定番中の定番の話題であるが、そうそう、盆地の気候はこんなだったなぁと小学校の地理の授業を思い出す。やがてわらわらと、他の観光客が現れ、程なくバスが到着。小半時かけて、松本市街へ。
松本駅のロッカーに荷物をしまい込んで、市街を散策。勤め先用のお土産に当たりをつけておく。確か松本には、「あけび」*1という美味しい和菓子があったはずだ。記憶を頼りに歩き回って、パルコの隣に見つけた。開運堂松風庵。周りの様子はすっかり変わっていたが、ここだここだ。一応値段も確認しておこうと思ったが、完璧に生菓子。この気候では、月曜日まではもつまい。残念なり。小分けされていて、ある程度日持ちがして、見た目も良くて、準和菓子*2という選定基準で、室山というものに決定。だが、目星をつけておくだけで、買わない。俺にはまだ、やることがあるのだ。


*1:あけびの実を模したお菓子。シューのような薄皮に、品のよい甘さのつぶ餡が詰められたもの。

*2:純ではない。完璧なお茶請けは抹香臭い。喜ばれてこその、お土産である。