ん。。。あ。。。。

代休消化で、『宇宙戦争』観てきたよん^v^Vという話題を、日中及び仕事帰りの一杯タイムの話題に振ってみたが、勤め先の人間はみんな、H・G・ウェルズの『宇宙戦争』という小説をそもそも知らない@30代前半以下。

あぁ、アカデミー賞受賞常連となった巨匠スピルバーグが、満を持してボンクラ魂の咆哮を上げた本作のわびやさび*1は、まったく伝わらないまま、「ダメなトム映画」とか、「人をバカにしたオチ」とかいった評判が立つのかなぁ。

*1:「拾い食いはするな!!!」という教訓である。(w
もちっとまじめに言うと、ウェルズの「宇宙戦争」は近代化のプロセスで生まれた「防疫」の概念を啓蒙するという、SFの始祖であり、すでにして「思弁と啓蒙」というSFの機能を十分に備えているのである。無論、そのアプローチはまったく今日的ではない。が、テクノロジーの圧倒的格差の元に、人類が狩り立てられる虐殺絵巻というホラー的娯楽性はなんら色褪せるものではない。そこに着目した点、また原作に忠実に、陸戦兵器としてのウォーマシンに固執することで、大量死を生生しく突きつけた点は、さすがに大スピルバーグと言えよう。