Google ニュースの開始を SEM 的観点からとらえてみる

当たり前といえば当たり前だが。

次に、新商品や新サービスをリリースする際の各媒体へのニュースリリース方法が、 SEM 的な面から重要性を増すと考えられる。

報道機関、ニュースサイトで取り上げられる記事はパブリシティであるため、自社でコントロール不可能な部分もあるが、今後の展開として広報担当者は、ニュースリリース文の作成時に、会社のマーケティング部門が希望するキーワードやフレーズを記事のタイトルに入れる必要に迫られるだろう。また、パブリシティとして取り上げられた記事の見出しにキーワードが含まれていれば、Google の検索結果にも表示される。

このことは、 Google がニュースサイトの記事見出しをクローラーによってそのまま掲載してくれれば、オフライン/オンラインの新聞記事や雑誌記事などへのパブリシティとSEM とのメディアミックス的相乗効果が可能になるかもしれない、ということを意味する。これは、企業のマーケティング部門からすれば大歓迎なことではないだろうか。