今日のデカレン

友人の掲示板でぶち上げた仮説に補足。
今回のエピソードは「不死身の敵の唯一のウィークポイントは、美少女型の心臓部ユニット」というアイデアで、過去幾度も映像化されているが、『メカゴジラの逆襲』の真舟桂(藍とも子)までオリジンを遡れる。
が、今日のエピソードで、美少女は制御ユニットとしても機能する事が判明。さらにセンの「君のような小さくて弱い存在が、犠牲になろうなんて考えてはいけない」というセリフで、巨大な連鎖が音を立てて繋がったよ。心臓部兼制御ユニットと考えると、これは手塚治虫『魔神ガロン』のガロンとピックの関係だな。
また更に、「弱点を分離」と捕らえるなら、『ひょっこりひょうたん島 グレートマジョリタンの巻』の三人の魔女がいたりする。さらに、オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』という有名どころがあるではないか。ここまでくると、ヨーロッパの民話あたりにルーツを求められそうだ。
押しなべてフィクションは、過去の在り物の拡大再生産にしかならないのね。要は、演出力なんだな。