テレビCMが消える日

録画番組のCMカット機能により、CMの広告価値が弱まる。代わりにプレイスメントが伸びるという話。プレイスメント広告とは、番組内で使用される事で、商品が認知されると同時に付加価値も向上するという手法。昔から使われている手で、「たまごっち」の大ブレイクは、まさにこのプレイスメント広告によるものである。
私見だが、重要度が増すというより露出に至るまでの競争が激化するということであろう。代理店や企業の広報担当者の心的ストレスが跳ね上がり、TV局のディレクターの勘違いした慢心を更に増長させる。局の管理者への贈賄とか、ボコボコ出て来るのだろうな。
企業のコンプライアンスは、投資家の判断材料として極めて重要度を増しているという事をふまえ、各企業は、なるべくならこうしたヤクザな世界へは足を踏み入れない方が宜しかろう。
本当に価値のある商品やサービスは、メディアから取材を申し入れてくる。また、TVも雑誌も、情報収集はネットで行っているわけだから、ネット上でのパブリシティに注力していくことが、効率的にマス露出を行う早道だ。