『鉄人28号』

3週間前か?横山光輝氏の訃報が流れた後、なんか嫌な予感がしていたこの番組、予感的中。どんどんヤな方向に流れている。脚本・構成の今川泰宏ってヒト、あのアニメ版『ジャイアント・ロボ』のA級戦犯だな。作画や構成力の才能も並々ならぬものを持っているヒトなんだが、なんか、肝心なところがズれている。その上で一方的に思い込みを押し付けてくるので、良くてロボペチャ、悪きゃミザリー。『ジャイアント・ロボ』の時は、最終巻リリースまで3年近くほっぽらかした挙句、「贔屓の引き倒し」に徹底した、ヒドい横光ワールドを展開してくれていたが、今回もその癖が直っていないみたい。正太郎に絶対言わせてはいけないセリフをバシバシ言わせてるし。鉄人は、亡き父との唯一の絆なんであって、しがらみぢゃないんだ。少なくともそういうことは、小学生が、スポーツカー走らせて天下御免の少年探偵稼業を営んでいる世界でやるべきではないだろう。