『ウルトラマンマックス』第十一話「バラージの予言」

朝起きてTVを付けると、アントラーがきちきちきちきちきちと。。。。。なんか悪い夢でも見てるのかと思った。(^^ゞ
滅多にフルに観ないし、正直ビタ一どぉでもいいウルトラマンマックスなのだが、金子修介監督の回には頭から観ることになろうとは、なんとも業の深い話である。
今回は、本編/特撮ともに金子監督だよ!『ガメラ3』あたりでスタッフサイドから表面化してきた、本編と特撮の二軸で監督を立てることの不合理について、ついに一石を投じることになったか!とちょっと喜ぶ。
セットの作りこみの細かさや、それを存分に破壊するアントラーの描写、ウルトラマンと対峙した時のパンの長回しなど、ウルトラマンを観て育ってウルトラマンが撮りたくて仕方なかった映画屋の鬱憤が晴れ晴れと解消されていく様が伺え、観ているこっちも気持ちが良い。
が、ビデオ撮りの限界というものはあって、どうやってもチャチい絵になってしまう。かてて加えて、クソみたいなシナリオに、成田&高山怪獣を流用拡大再生産することの罪とか考えると、やっぱり世の中にあってはいけない番組だよな、「マックス」。
ふと思ったのは、「ウルトラマン」オリジナルの人気怪獣が続々登場というのは、既発売のウルトラ怪獣ソフビのタグだけ付け替えて新商品として売りだそうというバンダイのせっこい商法が根底にあるのではないだろうかと。