「なぜバッシング」と疑問 拘束の2人に外国メディア

なかなかクールな対応なのは、「2番手」というだけではなさそうだ。

2人は、相次ぐ外国人の拘束について「背景には米軍への不満がある」と指摘。渡辺さんは「自衛隊に期待しているのは、サマワに住む一部の人たちだけ。今まで友好的だった日本が、なぜ米国に従って軍隊を派遣するのか、大多数のイラク人は疑問を持っている」と話した。

冷戦の終結後、もっと言うなら中国の経済的成長(に伴う開放政策)により、アメリカの戦略防衛構想として、太平洋の拠点である日米安保条約は、リストラの対象になっているのではないか?日本としては、パートナーシップを強調せざるを得まい。アメリカには比較的「どぉでもいい」北の将軍様も日本にとってはリアルな脅威だからだ。
アメリカのやり口(ちゅうか、ブッシュのやり口)に不満を持っているのは、イラク人だけではない。それでも、ご機嫌伺いはしなくてはいけないのだ。日本政府が、今傷つき飢えている異国の人より、明後日の自国の安全を優先するのは当然のことだ。その上で、
見限られない、あるいは見限られた場合を想定して、自衛隊の戦力をもっと増強するべきだと常々思っている。スイスのような永世中立を護る為の軍隊に習い、国防軍でいいじゃないか。