『奇談』

「おらも連れてってくだせぇ、おれもぱらいそさ連れてってくだせぇ」
@MOVIXさいたま。

奇談
先だって、諸星大二郎の新刊『魔障ヶ岳』を買った時に帯で知ったのだが、ギリギリ公開に間に合った感じ。MOVIXでは19:00からの回のみ上映で、半日無為に過ごすことになったがね。
原作は、「妖怪ハンター」シリーズとして週刊少年ジャンプに掲載された「生命の木」である。正に奇談としか言いようの無いエピソードであるが、ヒロイン役を登場させるための「神隠し」と絡めた映画オリジナルの構成は、大きく破綻もせず*1上手くまとまっていたように思う。
舞台設定を原作と同じく、昭和50年代に設定している。ロケ地に、本当に開発されていない田舎を良く見つけたなぁと感心した。ボンネットバスだの旧型のワゴンだの、「ディスカバージャパン」とか「列島改造計画」といったセリフなどの細かい配慮もなかなか憎い。それが成功しているか否かは微妙であるが、部落ネタである関係上、こうした「昔の話ですよ」という強調は、外界から隔絶されていなければいけない必然性以上に必要な配慮のようにも思えてしまった。
阿部寛の稗田礼次郎、イイ感じだったなぁ。



*1:全ての謎は謎のままにという終わり方なのだから、破綻の仕様が無いともいえるが。

うす曇のさいたま新都心では

ななかまどの実
駅からCOCOONに続く並木は、ななかまどであるらしい。真っ赤な実が付いて、なんともキレイな並木道となっていた。写真に収めていると、通りを隔てたイトーヨーカドーからは、何やらヒーローーショーの気配が。「マジレンジャーショー」のようである。残念ながら三色の魔法使いしかいなかった。が、ステージの広さとか、立ち回りの配分を考えたら妥当かもしれない。A5406CAのスポーツモードを試してみる。結構早い動きであるステージショーに、このモード結構使えるかもだ。購入一年以上たって、機能の奥深さに驚く(w。

迷彩ギガント
小雨模様の中、国道沿いの並木に謎の生物発見。見た目は蛾の様だが、葉脈までバッチリ見える迷彩が施された羽を持っている。だが、緑色。よくできた擬態なのだが、昆虫が出回っていることも含め、季節感が無い。触覚は、蛾特有の形状とは似ていない。なんなんだろうね、この生き物。